Organization for Diversity Management, Okayama University.

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Gender Equality Office

女性が活躍できる環境づくり

In order to increase the number of female researchers in science fields, which is indispensable for the promotion of diversity at the university, and to increase the ratio of women in higher positions, the Gender Equality Office promotes the employment of female faculty members, develops a support system for female researchers, and conducts awareness-raising and PR activities.

室長挨拶

 岡山大学ダイバーシティ推進本部男女共同参画室は本年で開設15年目を迎えました。日頃のご支援に感謝申し上げます。本年4月より男女共同参画室長を拝命しました、理学部の井上と申します。私自身は男女共同参画室の室員としてはまだ経験が浅いのですが、「女性研究者支援モデル育成事業」の一環であるウーマン・テニュア・トラック(WTT)制の第Ⅴ期WTT教員であり、ダイバーシティ推進本部が進める出産・育児支援を受けている当事者でもあります。

 平成21年度より始まったWTT制度を利用したテニュア取得教員は、今年4月までで25名に上り、大学内に広く浸透してきていることを示しています。また、現在は「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)」事業のもと、女性研究者のポストアップ促進も図り、さらなる女性研究者の育成・強化に努めています。

 私が愛読している育児雑誌に「子どもは大事、あなたも大事」というようなキャッチフレーズがあります。“あなたも大事”が重要で、我々が育児や介護に直接的に関わることはできませんが、それらを行う“あなた”のサポートを行なっていければと考えています。育児や介護等はベストな一つの支援があるわけではなく、一つ一つの事象に応じた柔軟な対応が求められます。男女共同参画室では、岡山大学の皆さん、つまり“あなた”が安心して研究や教育活動、仕事に臨めるよう、様々な事業を活用しつつ最善のサポート体制の維持・整備に向けて努力していきたいと思っています。

 自然科学の世界は複雑で、まさにダイバーシティに溢れています。多様性があるからこそ安定しているとさえ感じています。高い多様性を保つために、皆様の協力が必要な時もあるかと思います。我々も、これまでと同様、様々な事業を活用しつつ、実のある適切な支援ができるよう努めてまいりたいと思っていますので、今後ともご理解とご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和5年4月1日
男女共同参画室長 井上 麻夕里
学術研究院環境生命自然科学学域(理)教授